夏でも可愛い愛犬とお出かけしたい!
…だけど、夏は暑さや急な天気の変化など
犬にとって苦手なものも多く、
なかなか遠出できないという飼い主さんも
多いのではないでしょうか。
そこで、
- 犬が苦手だと感じるものと楽しく克服する方法
- あると便利なおでかけグッズ
- おでかけする場所別での注意点
などをご紹介します。
犬が夏に苦手なものと克服方法①雷
犬は鼻に次いで聴覚が敏感のため、
雷を苦手と感じる犬も多いです。
自然界の中にある様々な周波数の音の中でも、
人がとらえられるのは16から2万ヘルツと言われています。
一方で犬の場合は65から5万ヘルツを
とらえることができると言います。
犬の耳の形というのは、立ち耳、垂れ耳と
いくつか種類がありますが、
その聴力にはほとんど差がないとされています。
人よりもはるかに優れた聴力を持つ犬にとって、
雷のように地面が振動するような低音というのは
恐怖を感じる音になります。
また、雷が鳴る前には気圧や湿度が変化しますので、
この変化が「過去に雷に恐怖を感じた」
ということを思い出させます。
雷がいつ鳴るかは飼い主さんにもわからないため、
どうすることもできませんよね。
しかしできれば雷に慣れさせることで、
夏も生活しやすくなります。
雷に慣れさせて楽しく克服させる方法
愛犬を雷に慣れさせるためには、
愛犬が集中できるおもちゃなどで
楽しく遊んでいる時に、
携帯電話などを使い雷の音を聞かせます。
また、嫌な音がしている時に
楽しい音楽を重ねてカモフラージュしたり、
おやつを与えることで、
音がしている時にはいいことがあると
覚えさせるのも良いでしょう。
また 緊張をほぐすために、
お腹や顔の周りを撫でてリラックス
させてあげるのも良いでしょう。
犬が夏に苦手なものと克服方法②水
犬が水を怖がったり苦手だという時、
水に濡れることが怖いという場合と、
水の動きや波の音が怖いという場合があります。
そのため水が怖いといっても、プールは平気なのに
川や海は水が動くので苦手という犬もいれば、
水の音が怖くて水辺には近づけないという犬もいます。
飼い主さんが川や海が好きで一緒に水遊びをしたいと
考えるのであれば、水に慣れさせてみましょう。
しかし、無理に慣れさせようとすると
逆効果なので注意してくださいね。
水に慣れさせて克服させる方法
まずは、水への警戒心をなくすことから始めてみましょう。
水の入っていないビニールプールなどの近くで、
おもちゃを使って遊びます。
そして、水の入っていないビニールプールの中に犬を入れ、
落ち着いて入ることができたら、
おやつなどを与えてたくさん褒めてあげましょう。
続いて、5㎝ほど水を張ったビニールプールに、
犬の身体をしっかりと支えてあげながら、水平に入れます。
水を張ってあっても、落ち着いてプールに
入っていられるようであれば、
しっかり褒めてご褒美をあげましょう。
犬が水の動きに驚かないように、
おやつを与えながら徐々に水を増やしていきましょう。
犬が夏に苦手なものと克服方法③お祭りなどの人ごみ
夏の風物詩といえば夏祭りですが、
人が多くて混雑しているものですよね。
しかしそれだけではなく太鼓の音や盆踊りの音楽、
お祭りの幟など、犬にとっては聞いたことのないような音や
見たことない景色にあふれています。
この中で、愛犬が何を苦手としているかを
見分けなくてはなりません。
人の多さなのか、音の大きさなのか、
愛犬の様子をしっかり観察してあげましょう。
人ごみが苦手でも楽しく克服させる方法
人ごみに慣れさせるには、まず人の少ないところから、
徐々に人の多いところへ行くという方法が良いでしょう。
まずは、少し離れたところから人ごみを愛犬に見せましょう。
そして、愛犬と一緒に人が多い方へと
少しずつ移動していきましょう。
人が多い中でも興奮せずに落ち着いていられたら
おやつなどのご褒美を与えて、たくさん褒めてあげましょう。
犬とのお出かけに便利なグッズ4選!
ここでは、愛犬とのお出かけに便利なグッズをご紹介します。
特に愛犬と一緒にお泊まりで出かけたいという時にも
役立つグッズですので、ぜひチェックして下さい。
①ジッパー付きビニール袋
まずは、ジッパー付きビニール袋です。
愛犬を連れてお泊りに行くとなれば、
必要なのが愛犬のご飯。
万が一忘れてしまったとしても今では
コンビニなどにも犬のエサは売っていますが、
犬の中には慣れないエサは食べないという犬もいますし、
慣れない場所ですので、
愛犬が食べ慣れたエサを持って行ってあげると安心ですよね。
そんな時に便利なのか、ジッパー付きビニール袋。
1回分のエサをラップなどでくるみ、
おでかけの日数分をジッパー付きビニール袋に
入れて持ち歩くと便利です!
ジッパーをしっかりしめておけば
ニオイなどが漏れる心配もないので、
カバンに入れて持ち歩くことができます。
また エサを入れ終えたらウンチを
処理する袋としても活用できますのでおすすめです。
旅先で愛犬のウンチを処理した後、
なかなか捨てられないという時にも、
ジッパー付きであればニオイが漏れる心配もありませんので、
ぜひ活用してみて下さい。
ジッパー付きビニール袋は100均で買うこともできます。
大きさも種類が豊富ですし、可愛い柄が入ったものも選べます。
100均でもニオイなどの漏れは心配ありませんよ。
②折りたためる水飲みボウル
愛犬とのお出かけで便利なグッズ2つ目は、
折りたためる水飲みボウルです。
シリコン素材でできていて、
使わない時には折りたたむことができるため、
場所を取らないというのが嬉しいポイント。
シリコン素材なので、持ち歩いても
割れたりする心配もありません。
お出かけの時は、愛犬が水を飲むのに
使うことができますし、
宿泊先などでは、エサを入れるお皿として使うこともできます。
これ1つで食事も水分補給もできますので
おすすめです。
③クレート
愛犬とのお出かけに便利なグッズ3つ目は、クレートです。
クレートは持ち運びが可能な犬小屋みたいなもので、
愛犬を安全に運ぶことができます。
また いつも使っているクレートであれば、
慣れない車などの移動の時にも
リラックスできる場所として使えます。
宿泊先でも、いつもとは違う環境に
落ち着かない愛犬もクレートがあれば、
そこでリラックスすることができるでしょう。
愛犬がリラックスして寝る場所を確保できますので、
日頃からクレートに慣れさせておくと、
よりお出かけを楽しむことができますよ!
④犬用カート
愛犬とのお出かけに便利なグッズ4つ目は、犬用のカートです。
犬用のカートを使うのにはいくつかのメリットがあります。
・初めての外出先でも、乗り馴れたカートであれば落ち着く
・人が多く混雑した場所などでも、愛犬が踏まれる心配がない
・将来老犬になり足などが弱った時にも役立つ
・カートで他の人や犬・音などに慣れさせておけば、散歩の
時も怖いものがなくストレスを感じにくくなる
子犬の頃からカートに慣れさせておくと
良いかもしれません。
犬用カートの選び方
まずは、愛犬が成犬になった時の
体重に対応しているカートを選びましょう。
そして、自宅での収納スペースを考えて、
無理なくおける大きさのカートを選ぶこともポイントです。
カートに乗っていても、知らない場所などに行ったり
ドッグフード売り場などに行くと
ソワソワしてしまう犬もいると思います。
そんな時に落ち着かせることができるように、
屋根がついたタイプのカートですと、
屋根を閉めて落ち着かせることができます。
カートに慣れさせる方法
外で使う前に、まずは家の中でカートに
慣れさせると良いでしょう。
まずはじめにカートのそばでおやつをあげ、
カートが良いものだという印象を与えてあげます。
次に、屋根を開けたままの状態で抱っこして
愛犬をカートに乗せたら、
カートのストラップを首輪につけます。
カートに乗せた状態で落ち着いていたら、
おやつをあげましょう。
カートに乗ればいいことがある
という印象を与えるのです。
乗るということに慣れたら、
徐々に屋根を閉める練習もします。
この時も、落ち着いていられたらおやつをあげて、
褒めてあげます。
家の中でカートに慣れたら、
外に出てカートに慣れさせましょう。
まずは、外でストッパーをかけた状態で
抱っこして愛犬をカートに乗せ、おやつをあげます。
次にカートを押す後ろ側から、おやつを与えます。
そのまま少し押して、落ち着いていられたら
おやつをあげます。
おやつを与えながら動かして、
カートが動くことに慣れたら
おやつなしで動かしてみましょう。
他の犬などとすれ違う時には、
犬がお互いに興奮して吠えてしまうことが
あるかもしれませんので、
おやつに集中させ、注意をそらします。
他の犬などが通り過ぎたら、おやつをあげましょう。
どうしても吠えてしまうという場合には
屋根を閉めたり、布をかぶせる、
吠えない位置まで移動するなどしてから、
おやつをあげましょう。
おやつを入れておくポーチなども
合わせて用意しておくのもおすすめです。
カートを使う時の注意点
・犬がカートから落下しないように注意
誤ってカートから落下してしまうと、
ストラップが首などに引っかかって
大変危険な状態になることも。
カートを使っている時は愛犬から離れないようにして、
愛犬が身を乗り出さないよう注意が必要です。
・トイレシーツは座席に敷かない
犬は寝る場所では排泄しないという習性があります。
そのため、座席にトイレシーツを敷いてしまうと、
犬がリラックスできないこともあります。
トイレが心配という場合は、お出かけの前に
トイレを済ませておくようにしましょう。
・リードの持ち手は飼い主さんが持つ
リードの持ち手をカートに繋げる
というのは絶対NGです。
万が一愛犬がカートから飛び降りてしまった時に、
カートを引っ張って倒してしまう危険があるからです。
カートが倒れただけなら良いのですが、
万が一愛犬が下敷きになって
ケガでもしてしまったら大変ですよね。
リードの持ち手は必ず飼い主さんが
持つようにしましょう。
愛犬とお出かけ!場所別注意点
愛犬とお出かけをする場所によって
注意することがそれぞれ違いますので
場所別の注意点を覚えておきましょう。
海へのお出かけ
水遊びが大好きという愛犬なら、
海へのお出かけも楽しめますね。
しかし、海辺にはガラスのかけらが落ちていたり、
流木、人が食べ残した物や串など、
犬にとって危険な物もたくさん落ちています。
愛犬が誤飲・誤食しないよう、
飼い主さんは注意しなければなりません。
また 海で泳がせるという場合は、
犬は人より視野が狭いということを忘れてはいけません。
他の人にぶつかったりしないよう、
飼い主さんは注意を払いましょう。
暑い夏ですと、砂浜が熱くなっていることも多くあります。
そのまま砂の上を歩くと、肉球を
ヤケドしてしまうことも考えられますので、
歩く前にチェックしてあげましょう。
山へのお出かけ
アクティブな愛犬とのお出かけには山もおすすめです。
山道には、木の枝や石などがたくさん転がっていますので、
愛犬が誤飲しないように十分注意しましょう。
また、水たまりなどにも
不用意に近づかない方が良いでしょう。
水辺には、蚊やダニ、ノミなどの虫が
多く発生していることが予測できますので、
極力近づかないようにして、
虫の予防も万全にしておくことが大切です。
気温や湿度が高い場合、犬も熱中症に
なってしまうことが心配されます。
近くに水場があるかなど、事前に
チェックしておくことも大切です。
街へのお出かけ
街の中というのは人が多い分、
しっかりとマナーを守らなければなりません。
事前に犬を連れて入れるお店などをチェックしておくと、
より愛犬とのお出かけを楽しめます。
観光地などでは特に人が多いため、
愛犬が人にぶつかってしまったり、
踏まれることがないよう配慮しなければなりません。
また、犬が多く集まるイベントなどに参加する場合は
犬同士の感染症が心配されます。
予防接種を受けておくなどの対策も必要です。
愛犬とお出かけ!夏のドライブを成功させるコツは?
愛犬との遠くまでお出かけする場合は、
車で移動するという飼い主さんが多いと思います。
夏は車の中も暑くなり 様々な注意が必要ですので、
夏のドライブを成功させるコツをご紹介します。
こまめな換気で湿度を下げる
犬は湿度が高いのが苦手です。
暑い夏のドライブでは車内の湿度が上がり、
車の窓が曇ってしまうことがありますよね。
そこで小まめに窓を開けて換気をして、
車内の湿度が上がるのを防ぎましょう。
車内の温度は低めに
車の中は熱がこもりやすく、
すぐに暑くなってしまいます。
車内が暑すぎるのは、犬にとっては
かなりの負担になります。
クーラーなどをつけて、車内の温度が
高くならないよう注意しましょう。
飼い主さんやお子さんがいる場合は
お子さんが寒いこともあるかもしれませんので、
上着などを着て調整しましょう。
こまめな休憩を
愛犬とのドライブではこまめな休憩を心がけ、
1〜2時間に1回を目安に休憩を取りましょう。
長い時間ドライブを続けていると、
犬も疲れてしまいます。
休憩を取り、その間に水を飲ませてあげるなどをして、
リフレッシュさせてあげると良いでしょう。
ただし水が冷たすぎると愛犬が体調を崩してしまう
可能性がありますので、常温のお水にしましょう。
渋滞中もこまめな水分補給を
車での移動で一番心配なのは、
渋滞にはまってしまうことです。
もし道路が渋滞しているという時にも
いつでも車内で水を飲ませてあげられるよう、
携帯用給水器を準備しておくというのも1つです。
食事は外出の2~3時間前に
実は犬も車酔いをしてしまうことがあります。
外出の直前に食べさせてしまうと
吐いてしまう心配がありますので、
余裕を持って出発の2~3時間前に
食事をさせましょう。
まとめ
夏というのは犬の苦手がたくさんありますが、
可愛い愛犬との外出は飼い主さんにとっても
犬にとっても楽しい時間になるはずです。
ぜひ便利グッズなどを使って、
愛犬とのお出かけを楽しんで下さいね!